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【9/4】日本経済新聞より

こんにちは、元気じるし事務局です。

日中は猛暑の名残があるものの、朝晩の肌をなでる風が心地よく、ツクツクボウシの鳴き声に乗って秋の訪れを感じるこの頃。

随分と過ごしやすくなったのと同時に、終わりゆく夏の背中に寂寥を覚えてしまうのは私だけではないはず。

 

さて、少し前のことになりますが、9/4の日本経済新聞にこのような記事がありました。

『高齢社会 地域で支え合い』

〈一人暮らしが増えている。2015年の国勢調査によると、単身世帯は約1842万世帯と5年前より160万世帯以上増えた。特に増加が目立つのが高齢女性と中高年男性だ〉(一部抜粋)と前振りをした後、静岡県御殿場市の事例をフォーカスしています。

同市の65歳以上の単身世帯は3年前よりも30%以上増加しており、一人暮らしの高齢者への取り組みとして市民交流センターにて毎月「ふれあい会食会」を開催し、地元の高校生たちがボランティアでお手伝いに来るなど、70人程度の高齢者が集っているとのこと。

ここで振る舞われるカレーが楽しみという声も多く、会の参加者の多くが配偶者を亡くした高齢の女性達というのも特徴の一つだとあります。

全国の統計でも、65歳以上の単身世帯は、約593万世帯と10年前に比べ、200万世帯も増加し、その背景には「一人でも住み慣れた家で暮らしたい」と考える高齢者が増えていることがあり、その一方で、孤独死、経済面、健康面などの一人暮らしに伴うリスクも直視していかなくてはならないと記事にありました。

御殿場市の他、東京都足立区などでは「孤独ゼロ」プロジェクトに取り組み、実態調査と支援に注力を始めたとも書かれていますが、中でも印象に残ったのは、

『「孤独死を身近な問題と感じる」と答えた一人暮らしの高齢者は45%に上った』との一文でした。

そうならないためには、普段の付き合いを基盤にした『見守り』が肝要だとしていますが、その付き合い自体が難しく、なかなか実現されていないのが現状だそうです。

勿論、ITを活かした取り組みもなされてはいるものの、あくまで補助的なツールです。

 

当社の掲げる創業に至った理念の一つは「孤独死を一つでも減らしていき、孤独死のない社会づくりに貢献していくこと。」であります。

一人身のお年寄りに寄り添い、頼れる隣人として信頼と生きがいを感じていただける、そして、遠方のご家族には、その目となり手となることで、安心と現在の生活の象面を共有していただける、そんな紐帯となるべく、当社は体温の感じられるサービスを提供してまいる所存です。

 

『地域で支え合う』ことへのお手伝い、まだまだ微力ではありますが、全力で取り組んでまいります。