のんきびより 定員6名のマンツーマン支援

  1. 少人数での個別療育
    一人一人のペースを大切にしています。笑顔の写真はラインでご家族に送信。
  2. こだわっています!社会参加!
    毎日必ずどこかへお出かけします。ご近所さんへの回覧板や地域清掃。みんな社会の一員です。
  3. パーソナルスペースでおだやかに

    落ち着ける家と同じような空間には 一人一人 お気に入りの居場所があります。

スモールステップで広がる可能性 ~Sさんの場合~

 のんきびよりのお昼ご飯は、栄養バランスに配慮したバランス弁当です。

 皆さんが楽しみにするお昼ごはんですが、障がい者の中には食事に課題を持つ方もいらっしゃいます。

 1年をかけた取り組みで、食事課題を克服したSさんの事例をご紹介します。

 

 自宅以外でご飯を食べたことのなかったSさん。最初はお昼までのご利用でした。

 はじまりは、スタッフが食べていた1個のカップラーメン。 初めてSさんが「食べたい」という意思表示をされました。ひょんなことからチャンス到来。 Sさんのスモールステップがスタートしました。

 

①ラーメンを 好きなタイミングで 立ち歩きながら食べる

②ラーメンを座って食べられるようになる

③ラーメン 焼きそば そうめん パスタ・・・食べられる麺類が広がる

④麺類の前に「おかず」を一口だけ食べられるようになる

⑤麺類と適量のおかずを食べられるようになる

⑥適量のおかずとご飯を食べられるようになる

⑦事業所で準備したバランス弁当が食べられるようになる

 

今では、友達と同じバランス弁当を食べたり、自分の好きな麺類を選択してお昼ご飯を楽しみにされたり、

Sさんの食事の幅が広がっています。 食べるって楽しい!  おやつも食べるぞ(^▽^)/

 

“歌”という会話で自傷がなくなった ~Mさんの場合~

 中途失明となった知的障害のMさん。「自分で確認できない怖さで、自傷行為が多く、つらいんです。」と、お母さんは話してくれました。 ある日そんなMさんがのんきびよりにやってきました。

 

 初日 不安と恐怖で、お部屋に入っても一切座らず、スタッフの手をつないでひたすら歩きまわるMさん。

顔はうつむき、こわばっていました。

歩きながらスタッフの手を握るその手は、汗をかくほど力が入ります。

 

「あるこう♪ あるこう♪ わたしはげんき♪」

 

少しでも不安を吹き飛ばそうと、スタッフが歩きながら歌いました。 

 

「?」 うつむいていたMさんの顔がふっとあがりました。 

次の瞬間 「あるくの大好き~♪」Mさんが一緒に歌いだしたのです。 

こわばっていた顔に、たちまち笑顔が広がります。 歌ってすごい!!!

 

「おもちゃのチャチャチャ」「いぬのおまわりさん」 童謡だけではありません。聖子ちゃん、ユーミンやAKB48、お気に入りは薬師丸ひろ子。 スタッフを誘導していろんな歌を披露してくれるMさん。 散歩に出かける車内でも、散歩先でも。 不安な時は“歌”という会話を通じて、コミュニケーションをつなげました。 Mさんが不安な時は、スタッフはいつでもどこでもいつまででも、一緒に歌い続けました。

 

今ではもう不安はありません。ソファーにリラックスして座り、スタッフの声かけにお返事してくれます。

散歩では風を感じて歩き、街並みの音を聞きながらドライブを楽しみます。

失明する前に好きだった、ビーズ通しの作業も挑戦できるようになりました。 

どんな活動も、歌がなくてもできるようになりました。

 

でももちろん、大好きな歌も ときどき 一緒に歌います。 

Mさんの笑顔 かわいい(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

 

 

※画像はご本人・ご家族の掲載許可をいただいております。

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〒510-0944

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