【記事紹介】身元不明遺体、独居老人増加が背景
2016年06月03日
一般社団法人 元気じるし 東海 事務局です。
毎日新聞5/24のWEB版に、高齢者社会が抱える影を象徴するような記事がございましたので、ご紹介いたします。
<身元不明遺体>事件事故で増え 独居高齢者増加が背景に
毎日新聞 5月24日(火)12時37分配信
緻密な取材に基づく記事内容は、リンク先からご覧いただくとして、この記事には、身元不明の遺体が増加してることは独居老人と密接に関係し、家族との最低限の社会性すらほとんど絶っていることが要因とされています。
不明のご遺体は、識別番号で管理され、無縁仏として埋葬されているとのこと。
記事を紐解いていくと、高齢化社会と一括りにされ抽象化している問題から、分かっていても目を向けられなかった悲しい事例が顕在化し、現実感を帯びて眼前に浮かび上がってくるように思えます。
昨年は、全国で1298人の身元不明のご遺体があったそうで、記事の結びにはこうありました。
『内閣府の「高齢社会白書」によると、65歳以上の単身世帯の高齢者は1980年の約88万人から2010年には約480万人になった。警視庁幹部は「1人暮らしの高齢者は身寄りが見つかりにくく、身元の特定が難しい」と話す。家族が見つかっても「関わりたくない」との理由で協力を拒否されることもある。』
敢えて心が痛む記事を紹介させていただくのは、当社は、このような事例を一つでもなくすべく、高齢者社会が抱える問題の一つ一つに真摯に向き合い、それぞれの大切な人生を有意義なものへとしてくことを理念として、地道に取り組んでいかなければならないのを認識するのと同時に、高齢者の尊厳と人生の集大成に携わっているとの自覚を持ち続けなければならないことへの自戒を込めてのものであります。
皆様におきましても、どうぞ、弊社へのご要望、ご意見など、忌憚ないお言葉、メッセージなどお待ちしております。