【見守り情報】TVショッピングにご注意
2016年07月05日
こんにちは、元気じるし事務局です。
突然の夕立、そして30℃を超える日中と、いよい梅雨明けも近く、本格的な夏が到来してまいりました。
以前のブログでもご紹介いたしましたとおり、室内であっても熱中症に十分気を付けてください。
さて、お昼時を中心に、何気なく観ているTVから流れてくる、
「奥さーん、今、話題のこの××、通常価格○○円なのが、今回限り、特別価格で!しかも、1箱余分についてきま~す。」とのお馴染みのTVショッピングのCM。
殺し文句の、
「30分以内のご注文ですと送料無料。収納ボックスを2個つけちゃいます!是非、フリーダイヤルまで。」につられて注文してしまい、後から「また、要らないもの買っちゃったわ。。。」と思われた方もいらっしゃるはず。
現在、このTVショッピングをめぐる、高齢者の方のトラブルが後を絶ちません。
その理由は、『クーリングオフ制度』がないからなのです。
クーリングオフとは、かいつまんで申し上げますと、特定商取引法に定められた消費者保護のルールで、訪問や電話勧誘販売などで契約したものを、法定書面が到着してから8日間の間は取り消しができるという制度です。
TVショッピングもクーリングオフが当然適用されるはずと認識しがちですが、実は、通信販売の場合、注文をするまでの間に、じっくりと考える時間があるからとの理由で、クーリングオフ制度が除外されているのです。
ですので、「注文は本日より10日間、受け付けます。」など相応の期間を設けるとの同時に、
「30分以内なら送料無料!」など、即時注文を入れなければ損をすると錯覚させる煽りを加えるなどして、競争心と購買意欲を刺激しているのです。
返品方法についても各社が任意に設定したものに従わねばならず、消費者センターに相談しても結局、泣き寝入りとなり、不要な買い物だけが残ってしまうのです。
目先の利に囚われず、TVショッピングの運営会社の規定をよく確認するなどの注意が必要ですし、身近な方に相談するだけでも、冷静な判断が戻るというもの。
当社は見守りサービスを通じて、こうした高齢者の日常のトラブルを未然に防止すべく、注力しております。
身近に相談される方がいらっしゃらない、TVショッピングでどうしても買いすぎてしまうなどのお困りごとがございましたら、お気軽にお声掛けください。