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『緩和ケア病棟 なごみ』にお伺いしました。

こんにちは。

元気じるし事務局です。

古の歌人が歌に詠み、愛でた虫の音色が、黄金色に色づいた稲穂や金木犀の香りを伴いながら、我々を楽しませてくれる季節となりました。

 

さて、先週末、弊社代表の石山が、施設関係者様のご厚意により、四日市の『みたき総合病院』に併設しております、『緩和ケア病棟 なごみ』を訪問させていただきました。

 

緩和ケアとの名称が意味する通り、こちらの病棟では、がんなどの患者様の心身の痛みを如何に和らげ、有期的な人生をより意義あるものとして過ごすことを支援するもので、ご家族が直面する心の痛みについてもケアするなど、極めて重要で難しい使命を担っております。

 

ご訪問させていただくのは初めて。

緩和ケアの言葉が持つ重責に、最初の挨拶から声が上ずり、緊張の面持ちのまま自動ドアをくぐると、目の前に広がった光景に、息を呑んだのです。

 

そこに漂うのは、張り詰めた空気とは真逆の、とても穏やかなもの。

自然光が程よく差し込み、柔らかな色合いと天然木をふんだんに使った廊下は、木肌がほのかに香り、まるで、山間にある知る人ぞ知るホテルにいるよう。

気が付けば、先ほどまで緊張していたことを瞬時に忘れてしまうほど、リラックスした自分が居たのでした。

流れる時間までもが、ゆっくりと感じるほど、施設の中は、やすらぎに溢れているように思えました。

 

施設の方と色々とお話をさせていただいた中で、特に印象に残ったのが、

施設に入る前、入院を検討されている方が、最初に気にするのが、「一体いつまで・・・」と病気の進行と照らし合わせた人生のカウントダウンについてだったのが、

入院されると、ほとんどそれを気にされることなくなり、表情からも硬さが消え、病気と戦っていた頃よりも血色も良く、有期的な生に対して前向きになられているとのことでした。

驚いたことに、お酒なども、ご本人が嗜むのであれば寛容で、ご家族も、そんなご様子に、目を細めているとのことです。

 

緩和ケアは、尊厳ある生き方を提供するものであり、価値観や死生観、はたまた宗教観の違いから、一概にこれが正解というものはありません。

ただ、現場を拝見させて言えるのは、『残された生』について、誰もが目を逸らさず真摯に向き合い、どうすればより良く過ごせるか、日々、様々な立場から取り組んでいるということです。その中には、本人、ドクター、スタッフ、ご家族は勿論のこと、我々もそこにいなければならないと感じ入った次第です。

 

当社は常日頃からご利用者様に立つという当事者意識を持って臨んでおりましたが、今回の経験で、終末医療における現場での取り組みに、いい意味で頭を殴られた気持ちになりました。

 

『いつまで』ではなく、『どう過ごしていくか』

当社の使命は、より良い生へのお手伝いをさせていただくことでもあります。

 

末筆になりましたが、今回、ご協力いただきました緩和ケア病棟 「なごみ」のスタッフの方々、アテンドいただきました「あした葉」の皆様、お忙しい中、誠にありがとうございました。

 

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