【見守り情報】ハートフル回転寿司
2017年06月16日
こんにちは。
元気じるし事務局です。
このまま空梅雨で終わってしまうのではないかと思わせるほどの青空続きの
東海地方。過ごしやすいのはありがたいのですが、幾度となく見舞われた水不足を思うと、この季節、雨が降った後の何とも言えず瑞々しく匂い立つ、雨粒の香りが恋しくなってしまいます。
さて、先日、ご利用者様と回転寿司に行ってまいりました。
ご主人を亡くされて以来、お一人暮らしをされておりまして、外食する機会も
ほとんどないとのこと、リクエストをお聞きし、回転寿司と相成りました。
最初は、「こんなお婆さんと行ってもつまらんやろ~」と遠慮されてましたが、聞けば、ご主人がご存命の時以来、外食をしたことがないのと、普段は宅配のお弁当で過ごされているとのことでしたので、これは是非にもお連れしないとの思いに駆られ、最寄りの回転寿司に入店いたしました。
久しぶりの外食、そして好物のお寿司ということもあり、目の前に流れる寿司皿に自然と顔がほころび、お好きなネタをそれは美味しそうに召し上がっておりました。
スタッフもご相伴に預かってしまいましたので、当然、会計は当社が済ますつもりだったのが、「今日は本当に楽しかった。だから、ここは私が。」と頑として伝票を譲られることなく、思いがけず、ご馳走になってしまいました。
美味しいお寿司、そして心の味覚に入り込んでくる話、誠にありがとうございました。
ご自宅までお送りした際、また行く約束もいたしまして、心なしか、お見送りする背中が弾んでいるように見えたのでした。
帰社したスタッフは、「まるで少女のように嬉しそうにされていました。ご主人との思い出話をうかがっている時、鼻の奥がツンとなりまして、ちょっとわさびが効きすぎたのかなと。」だそうですが、私は知っています、彼の寿司は全てわさび抜きだということを。