エンディングノートの正しい保管方法を教えてください。
はい、エンディングノートは「保管方法」がとても重要です。
エンディングノートは、書いたら終わりというものではありません。せっかくエンディングノートを書いたのに、いざという時に見つけてもらえなかったり、不必要な方に見つかると大変なことにもつながりかねません。
エンディングノートの保管ポイント
いざという時に見つけてもらえる場所へ
エンディングノートは、個人情報が多く詰まっているので保存の仕方には十分注意しなくてはいけませんが、いざという時に見つけてもらわないと意味のないものになってしまいます。
せっかく両親がエンディングノートを書いていたのに、見つけることができず葬儀などが終わってから見つかった場合は、本当はお父さんはこんな送り方をしてほしかったのか…と逆に後悔してしまっては、書いた方の気持ちも浮かばれません。
エンディングノートは、大切に保管するのはもちろんですが、いざという時に見つけてもらえるようにしておくのも重要なことです。
エンディングノートを書いていることを誰かに伝える
エンディングノートを書いていることを、ご家族や大切な方へ伝えておくことも必要です。
せっかく書いているのに、誰にも書いていることを伝えていなければ探すことすらしてもらえない可能性があります。
こんな分かりやすいところに置いておけば大丈夫だろうと思っていても、書いていることさえ誰も知らなければ遺品整理の際に見つかることも十分にあり得ます。
生前に見つかって困ることも…
エンディングノートを書く中で、財産分与について記載する項目があったり無くても記載する方ももちろんいらっしゃいますが、生前にエンディングノートがご親族に見つかり、揉めたという事例も少なくありません。
財産分与に関しては、記載しても遺言書のような法的な効力はないため、別途遺言書で伝えることをおすすめします。
エンディングノートの意味は、いざという時のためにご家族や大切な人に自分の想いや残される方が困らないために、自分の情報を記載するためのノートです。
そのため、生前に見つかって揉め事の原因になるようなことは記載しない方がいいと思われます。
また、エンディングノートが活かされるかどうかは、保管方法の仕方によります。
①エンディングノートを書いていること②エンディングノートの保管場所については、信頼できるご家族や大切な方へきちんと伝えるようにしましょう。