見守りの本懐、そして覚悟
2017年05月18日
こんにちは、元気じるし事務局です。
昨日、当社で見守りをさせていただいておりますご利用者様のご葬儀があり、参列してまいりました。
当社の創業時に見守りのご契約を頂戴し、以来、見守りサービスに留まらず、ちょっとしたお買い物をはじめ様々なお手伝いをさせていただくなど、大変、懇意にしていただき、遠方のご家族様からも信用を頂戴していた、大切なご利用者様でした。
卒寿を迎えてますます矍鑠とされていた折、つい先日、体調を崩され、身罷られたとのことです。
突然の訃報に、現実として受け止めきれないまま、ご霊前を目の前にすると、突如、フラッシュバックするお元気だった頃のお姿。
私共がお伺いする日には、玄関までお出迎えいただいき、いつも沢山の楽しいお話で盛り上がり、後ろ髪引かれる思いでお暇する際には、本当に名残惜しそうにお見送りされ、バックミラーに映るシルエットがどんどん小さくなっていく様子・・・
見守りをさせていただく際に、きちんとお見送りまでさせていただく覚悟をしたことが改めて思い起こされたのと同時に、生前、十分にできたのか、まだやれたことがあったのではないかとの自問自答が胸の中でずっと繰り返されておりました。
ご葬儀は、ご親族20名程と私どもを含めた近親者様で執り行われました。
ご焼香の際、ご遺族である長女様から、初めてお会いするご家族様を紹介頂き、長女様以外の親族は遠方であったせいもあり、あまりお会いされていないとのことでしたので、生前のご様子についてお伝えすると、時折、うんうんと頷かれながら、ご故人のことを思い出されては、柔らかなお顔をされており、そのご様子を拝見しているうちに、救われた気持ちがいたしました。
これまでのことについてのお礼をも頂戴し、斎場を後にしていく中、身守りサービスの本懐、そして、それに携わる覚悟、ご利用者様の為に私共がしなければならないことなど、創業時の思いに立ち返り、私共の進むべき道が、如何に一人一人の人生に深く関わり、ご家族との紐帯として思いをつないでいくことの重責を担いながらも、それでもご利用者様やご家族の笑顔やありがとうの一言が、私共の気持ちを奮い立たせて、逡巡しつつも正しく歩を進ませていることに思い至ったのでした。
末筆ながら、心よりご冥福をお祈り申し上げますとともに、その素敵な笑顔、いつまでも忘れません。
一般社団法人 元気じるし 東海 スタッフ一同